こんにちは。Nicoです。
私が旅行会社時代に担当したエリアは、アジアのビーチやカリブ海ビーチリゾート、
また北中南米が中心でした。
カリブ海は日本からも遠くなかなかニッチなエリアばかりでしたが、どれも魅力的なところ。
そんな旅先の中で今回はカリブ海に面したメキシコ随一のリゾート地、
カンクンのおすすめホテルご紹介します。
カリブ海の基本情報。
まずは、カリブ海ってどこにある?の基本情報から。
カリブ海は北米大陸と南米大陸の間、メキシコ湾と大西洋に挟まれた海域となります。
カリブ海といわれるエリアは、メキシコのユカタン半島(カンクン)やベリーズ、グアテマラ、コスタリカなどのカリブ海に面した大陸もあれば、キューバ、ジャマイカ、バハマ、セントマーチンなど島国もあります。
気候は、大きく分けて雨季(5月〜10月)、乾季(11月〜4月)に分かれており、雨季はスコールのような短くて凄い量の雨が降ります。また8月〜10月はハリケーンシーズンになるため、この時期に旅行の際には注意が必要です。
気温は国ごとに若干の差はありますが、おおよそ25℃〜30℃程で年中暖かく過ごしやすい気候。

アメリカから近いことやヨーロッパから直行便があるため主な観光客は欧米人。
大型クルーズ船の寄港地としても有名です。
日本では、アメリカと絡めて周遊ツアーなどハネムーンの候補地としてカリブ海はジワジワと人気があります。
カリブ海随一のリゾート!カンクンとは。

カンクンはメキシコのユカタン半島、キンタナロー州に位置する、世界的に有名なビーチリゾートです。ターコイズブルーのカリブ海に横たわるこのカンクンでは、たくさんのアクティビティや施設、自然保護区などがあり、年間300万人を超えるたくさんの観光客でにぎわっています。
カンクン 基本情報
国:メキシコ
公用語:スペイン語
カンクンでは英語の普及率が高く、ホテルゾーンでは英語での会話でまったく支障ありません。
日本人コンシェルジェなどがいるホテルもあります。
治安:カンクンのホテルゾーンはメキシコ国内において治安が安定している地域。
夜はクラブに出向く方も多いため、夜間の外出もお楽しみ頂けます。
ただし、海外であるという事を念頭に行動してください。
特に日本人を狙ったスリ・盗難・置き引きが多くあり、十分注意が必要です。
日本と違い、紛失物や忘れ物はほぼ出てきません・・。
高級品や大切なものは海外旅行に持っていかない!!これはある意味どこの外国でも鉄則ですね。
またカンクンのダウンタウン(ローカルの人の居住地)には夜は出歩かないことをお薦めします。
日本との時差:日本との時差は14時間。(例:夜8時は、日本の翌朝10時)
カンクン時間に2時間足して昼と夜を逆にすると、簡単に日本の時間がわかります。
メキシコシティ(サマータイム時は時差無し)、ロスカボス、マイアミ、ニューヨーク、ラスベガス等の各都市との時差があるため乗り継ぎ地での時間には注意が必要です。
また、カンクンのホテルや街中の時計には誤差がある事が多いのでご注意ください。
一番信頼できるのは空港到着時に空港の時計とご自身の時計を合わせることをおススメします。
チップ:メキシコにはアメリカと同じくチップの習慣があります。
通常、レストラン(ファーストフード以外)では合計金額の10%~15%が目安。
クレジットカードでの支払いや、ホテルの部屋付けにする場合にも英語でTIP、
スペイン語でPROPINA(プロピーナ)と書かれた欄に金額を書き込んで総合計に含んでチャージを掛けられるようになっています。
ホテルのベッドメイクには1泊1部屋あたり2米ドル程度をサイドテーブルへ置いておきましょう。
ポーターへは荷物1つにつき1ドル程度。
ルームサービスや特別なサービスを受けた場合にもチップが必要となります。
尚、タクシーや路線バス等の利用に際してはチップは必要ありません。
通貨:メキシコペソ
カンクンは多くのアメリカ人も訪れるリゾート地のためホテルやお店、レストラン、オプショナルツアーなど英語や米ドルも使用できます。
お土産店やローカルのレストランは米ドルで支払い可能ですが、お釣りがメキシコペソで返されます。また金融政策で米ドルの流通量が制限されている為、ホテルでの米ドル→メキシコペソへの換金も1日あたり上限額があります。
このように米ドルからメキシコペソへの両替やメキシコペソのお釣りなど色々面倒な為、ホテルやレストラン等ではクレジットカードの利用がおすすめです。
カードはVISAかMASTER が確実。
JCBカードはご利用頂けないお店が他カードに比べて多いのが現状です。
カードでのキャッシングは銀行やショッピングモール内にあるATMをご利用下さい。
ただし引き出し可能な通貨はペソとなります。
トラベラーズチェックは受け付けていないところがほとんどですので、あまりお勧めしません。
カンクンはオールインクルーシブリゾートが豊富!

カンクンの魅力として、まずオールインクルーシブホテルが充実していることです!
オールインクルーシブとは?
“all-inclusive”(すべてが含まれる)という意味の通り、ホテル代にホテル施設内の食事やドリンク、プールなどのリラクゼーション施設やアクティビティ料金がほぼ含まれているシステムのこと。ホテルによってはチップも含まれている場合もあります。
あまり日本のホテルや宿には馴染みのないサービスですが、カリブ海のビーチリゾートではオールインクルーシブホテルが数多く存在しています。
ちなみにこのオールインクルーシブはジャマイカが発祥の地とされています。
オールインクルーシブホテルではお財布を持ち歩かずに楽しむことができ、また日本人が苦手なチップなどもホテル代金に含まれている為、海外ホテル初心者の方でも使いやすいかと思います。
カンクンもそんなオールインクルーシブホテルが数多く存在し、観光客に非常に人気です。
その中でも日本人が利用しやすいリゾートをご紹介!
人気No.1. 大人限定のオールインクルーシブホテル ハイアットジラーラ
カンクンのホテルゾーンと呼ばれるカリブ海沿いエリア(数字の7の形)には沢山のホテルが並んでいますがそのホテルゾーンに位置しているおすすめの五つ星高級ホテルが、
このホテルの魅力は
①大人限定のオールインクルーシブホテル。
18歳未満の方は宿泊不可の為、ハネムーナーをはじめ、各国のリゾートファンに大人気です。
②全室ジャグジー付きのスイートタイプ+カリブ海側にバルコニーが面している。
ルームカテゴリーの中でも最上位クラスにあるのがスイートタイプ(Suite)。
ハイアットジラーラは全室その最上位クラスのスイートタイプの部屋です。
以下が部屋カテゴリーとなります。(①リーズナブル → ⑥最上位カテゴリーの順)
①ジュニアスイート JUNIOR SUITE 低階層 2~3階に位置しており一番リーズナブルなカテゴリーになります。 部屋の大きさは61㎡、部屋内にジャグジー付き。 海は見えますが低層階にあることで背の高いヤシの木などで視界を遮るものがある場合も。 ②オーシャンビュー・ジュニアスイート OCEAN VIEW JUNIOR SUITE ジュニアスイートと同様で部屋の大きさは61㎡、部屋内にジャグジー付き。 違いとしては、階層です。オーシャンビューの部屋は4~7階の位置にあたります。 ③オーシャンフロント・ジュニアスイート OCEAN FRONT JUNIOR SUITE 広さはジュニアスイートやオーシャンビューと同様。お部屋の間取りも一緒です。 オーシャンビューのカテゴリーより少し海側へ迫り出たお部屋になり、 カリブ海をより身近に感じることが出来ます。 但し低層~高層(2~8階)に位置するカテゴリーの為、場合によっては低階層になる場合あります。 メリットとしては、このカテゴリー以上から、目の前でシェフが調理し提供するChef's Plate(シェフズプレート)という少人数制のレストランが予約可能となります。 限られた人しか楽しめない特別感のあるレストランで海外の方と隣席になったりと異文化交流も楽しめます。 但し、日本からの事前予約は不可のため、予約したい場合はホテルチェックイン時にホテルスタッフに申し出てください。 (シェフズプレートの問い合わせが多くとても人気でした!) ④オーシャンフロント・ラグジュアリースイート OCEAN FRONT LUXURY SUITE 上記オーシャンフロント・ジュニアスイートと同じ建物にあるカテゴリーですが、 ジュニアスイートより10㎡程広い71㎡の広さを誇り、 角部屋なのでより広いバルコニーを満喫頂けます。 このカテゴリー以上から、ビーチにて専用カバナベッドをご利用いただけます。 *ジュニアスイートでもカバナベッドを利用可能ですが、どなたでも利用できるカバナの為、基本早い者勝ち。 数に限りもあるため使えないことも多々あります。 なので専用カバナは結構ポイント高いなと個人的に思います。 ⑤オーシャンビュー・スイムアップスイート OCEAN VIEW SWIM UP SUITE こちらのお部屋の特徴は何と言ってもお部屋からプールに直接アクセス出来ること! お部屋の広さは79㎡。 メインプールだけではなく、プライベートプールへのアクセスも可能ですが、 1階に位置しているため、海を見渡すことはできず、またプールからお部屋のバルコニーが丸見えでカーテンを閉めていないとお部屋の中も見えてしまう為、人によって好みが分かれるカテゴリーです。 ⑥プレジデンシャル・スイート PRESIDENTIAL SUITE 最上位のカテゴリーです。 ホテルの最上階に位置し、お部屋の広さは124㎡でジュニアスイートの約2倍です。 更に最上階のペントハウスタイプの客室。 ベッドルームとリビングルームは別になります。
全室カリブ海がご覧いただけますが特に私のお薦めの部屋タイプは、
カリブ海を見渡したいのであれば、②オーシャンビュージュニアスイート
上記の説明通りオーシャンビューは4階~7階に位置しており一番下の階にあたったとしても4階!
これだと背の高いヤシの木など視界を遮るものもなくカリブ海を見渡すことができます。
更にそこにプラスして旅行会社やホテルに高層階をリクエストすることで高層階になる確率が上がります。但しあくまでもリクエストとなり100%の確約はできないのでその点はご理解ください。
また④オーシャンフロントラグジュアリースイートは、ビーチでの専用カバナが特典としてつく為、ビーチでくつろぎたい方にはおすすめです。
③日本人コンシェルジュが常駐。
日本人コンシェルジュかもしくは日本語が話せるコンシェルジュがおり、
その方達が日本人の観光客の方をケアをします。
ホテルに日本語が話せるスタッフがいるだけでとても安心ですよね♪
ホテルでお客様にトラブルが起こった際に日本人コンシェルジュさんが間に入っていただいたおかげで、大きなクレームを防ぐことができたりと旅行会社の人間にとっても本当に心強い日本人コンシェルジュさんです。
*時間や日によっては、コンシェルジュ不在の場合もありますのでその点はご理解ください。
ハイアットジラーラは、カンクンのホテルの中で日本人観光客、特にハネムーナーに絶大な人気を誇り、当時私がカンクンを販売していた時代で常に人気№1のホテルでした。(多分恐らく今も変わらないと思います。)
オールインクルーシブ+全室スイートの部屋+日本人コンシェルジュがいるという点で海外初めての方やハネムーナーにはとてもおすすめなホテルです。
老舗の高級リゾート グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチ
続いては、こちらもカンクンのホテルゾーンに位置しているおすすめの五つ星高級ホテル、
グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチ
カンクンの高級老舗ホテルといえば、グランドフィエスタアメリカーナコーラルビーチ。
日本でいえば、帝国ホテル?のようなイメージでしょうか。
老舗ならではのきめ細やかな質の高いサービスを提供しており、
日本人にとってもとても居心地いいホテルで、個人的にも一番好きなホテルです♪

こちらのホテル実は当初オールインクルーシブはとっておらず、通常のヨーロピアンプラン(食事なし)や食事付プランを設けていましたが、オールインクルーシブホテルが大人気になったことで、
途中からオールインクルーシブのホテルに変更となりました。
そしてこのホテルの魅力はなんといっても、
①料理のグレードが高い

このホテルの食事はカンクンのホテルゾーンの中でもおいしいと有名です。
特にメキシコでファイブダイヤモンド(最高ランク)を受賞したフレンチ地中海レストラン
「ル・バシリック」は絶品。オールインクルーシブにこちらのレストランも含まれています。
(*予約制、一部有料メニューもあり。)
その他のレストランも質が高く、私が宿泊した時には朝食のビュッフェで納豆があってびっくりしたのを覚えています。
また舌の肥えたシニア層のグループツアーでもこのホテルでの食事は美味しかったと高評価を毎回頂いておりました。
食事は旅行での重要ポイントとなる為、ここは結構見逃せないポイントです!
②カンクンの繁華街に位置しており、立地が抜群に良い!
ローカルレストランやクラブなどのナイトスポット、大型スーパー、お土産屋さんが徒歩圏内にあることも魅力の一つ。
ちなみにカンクンでお土産を探すなら、
ホテルゾーンで一番大きいスーパーである「Chedraui(チェドラウイ)」がおすすめです!
コーラルビーチからだと徒歩5分ほどで行ける場所にあります。
海外でも国内でも地元スーパーが安く大量に手に入れれるのでいいですよね~。
③日本人スタッフが常駐している。
こちらのホテルにも日本人スタッフが常駐しているため、困ったことがあれば相談していただけます。
※時間帯により不在の場合がある為、その点はご理解ください。
もちろん部屋もとても素敵で全てバルコニー付きのスイートタイプでオーシャンビューです。

その他にも中南米最大規模のSPAがあるなど、
贅沢な気分を味わえること間違いなしの至れり尽くせりなホテルです。
純白のラグジュアリーリゾート ル・ブラン スパ&リゾート
続いては、こちらもカンクンのホテルゾーンに位置しているおすすめの五つ星高級ホテル、
ル ブラン スパ&リゾートは、18歳以上の大人限定のオールインクルーシブプランホテル。
まさしく大人のためのラグジュアリーリゾート。
世界的なホテルアワードであるファイブスターダイアモンドも受賞しています。
ホテル名の”ブラン”はフランス語で「白色」を表す通り、ホテルの外観のみならず内装やお部屋内も白色を基調とした洗練された空間です。

こちらのホテルの魅力は、
①日本人コンシェルジュや各階に専属バトラーがいるなどきめ細やかなサービス
こちらのホテルにも日本人スタッフが常駐しており、各階には専属バトラーがいるため、
困ったことがあれば相談していただけます。
※時間帯により不在の場合がある為、その点はご理解ください。
②スパが有名
ホテル名にスパリゾートと入っていることから、ルブランのスパは大変人気があり、
マッサージやハイドロセラピーの設備が充実しています
現地支店のスタッフもたまにご褒美でルブランでスパを楽しんでいましたよ。
③レストランが豊富
カンクンの数あるレストランでも5本の指に入る高級フレンチレストラン LUMIÈRE(ルミエール)や日本食YAMA(ヤマ)もあり、長期滞在しても飽きないように多彩なジャンルのレストランを用意しています。
ホテル内の高級レストランの場合、ドレスコードがあります!!
ビーチリゾートだからといってカジュアルな服と靴(ビーチサンダルだけ)を持っていくと
入店拒否されて残念な気持ちになることも・・。
過去に日本人の観光客の方でドレスコードがよく分からないまま、
レストランへ行って断られるケースが多発していました。
ですのでホテルのレストラン情報をよく確認して、
旅行に行く際にはフォーマルな服や靴を1着もっていきましょう。
注意が必要なドレスコードは以下の通りです。
・カジュアルエレガント 又は スマートカジュアル
【女性】スカート、ワンピースもしくは長ズボン
【男性】長ズボン、シャツまたはポロシャツ(デニムやスニーカーも可)
・フォーマル
【女性】スカート、ワンピースもしくは長ズボン
【男性】スラックス、襟付きのシャツ ( スニーカーやデニムの着用はお控え下さい。)
こちらのホテルで注意すべきは部屋カテゴリーです。
一番リーズナブルなカテゴリーがロイヤルデラックスラグーンサンセットビュー(Royale deluxe lagoon sunset view)ですが、これはカリブ海の反対側にあるlagoonと呼ばれるところに面したカテゴリーで、カリブ海はご覧いただけません。
カリブ海を見渡したいのであればおすすめは、
ロイヤルハネムーンスイートオーシャンフロント(Royale honeymoon suite ocean front)
ハネムーナーにはピッタリのお部屋ですね♪
少し残念なのがこちらの部屋はバルコニーがありません。

一番最初に紹介した大人限定のハイアットジラーラはメキシコらしさもあり、
明るい印象でお部屋の感じも若い方が好む雰囲気があります。
一方、ルブランは同じ大人限定ホテルですが、ハイアットジラーラと違って更に大人でより洗練した雰囲気を感じます。落ち着いている感じです。
ルブランにも宿泊しましたが、ジラーラに滞在する方達よりも更に上の年代のシニア層の欧米人が多い印象でした。私は当時20代だったのでちょっと浮いておりました。(‘_’)
ということで、30代以降でゆっくり静かに滞在されたい方にはルブランが個人的にはおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はカンクンの基本情報から始まり、旅行の基盤となるおすすめホテルを紹介しました。
非常に魅力あるホテルばかりでなかなか厳選するのが難しかったのですが、
上記3つのホテルは日本人の旅行客に慣れており、旅行会社の人間からみても信頼できるホテルです。
今はコロナですぐに海外旅行へ行くことは厳しい状況ですが、収束した際にはぜひカンクンのホテル候補にこの3つ入れて頂ければと思います!特にハネムーナーにはおすすめです。
そしてカンクンの魅力として次回は観光&アクティビティ編をご紹介したいと思います。
all for a smile..すべては笑顔のために。
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